モンゴルの牌ゲーム・ダーロウ

先日、ドラフツ(Draughts)の全日本大会に参加したモンゴル人選手より、モンゴルの牌ゲーム・ダーロウについて教えてもらいました。

モンゴル国内でダーロウは、若年層で知らない人が増えているそうですが、中年以上なら大抵は遊んだ経験があるそうです。

ダーロウで使われる牌は、天九牌と全く同じものですが、天九牌が32枚で一組になっているのに対し、ダーロウは64枚で一組となっています。
今回、ダーロウを教わるにあたり、色違いの天九牌を使用しましたが、実物は同色の64枚の牌を使用します。

牌構成は、天九牌2組分と同じで、チベットの『bagchen』と同じものになっています。

牌の種類は、天九牌のように文牌・武牌の区別がなく、強さの序列は、目数が多いもの順に強くなっています。

牌の名前は、天九牌の文牌のように特徴的ではなく、梅花が白10、紅頭十が赤10というように直接的な名称になっています。

教わったダーロウの遊び方は、トリックテイキングで行われ、多くのトリックを取った人が勝利するというものでした。

参加人数は4人が基本ですが、枚数を減らして5人でも遊ぶことができます。

天九牌の打天九では、至尊や文武混合牌という異なった牌の組合せが可能でしたが、ダーロウでは同種牌のみ組合せが可能となっています。

また、天九では最後のトリックを取った人が勝者となるので、強い牌を出さずに温存するのですが、ダーロウの場合は、手に勝てる牌がある時は、必ず出さなければならない規則となっています。

取った牌の基準点は、4人の場合は4トリック、5人の場合は2トリックとなっています。
例えば、4人の場合で4トリック取れば基準に達し、負けは無くなります。

得点のやり取りですが、現地では、基準に満たなかった人が、相手から足りないぶんの牌を現金で買い取り精算するそうです。

ダーロウ紹介記事

※引用元 http://www.touristinfocenter.mn/cate16_more.aspx?ItemID=89

モンゴルには、ダーローの他に、ホロル(Khorol・Хорол・Хорло)という木製の牌ゲームがあります。
ホロルは60枚一組が基本ですが、他にダーローと同じ64枚のものも存在します。
ホロルの牌面には、十二支の動物や仏教の法輪が木彫で刻まれており、遊び方や牌の構成がダーロウに類似していることから、ホロルとダーロウは遊技法の面で深い関連があると思われます。

ホロル紹介記事

※引用元 http://mongolcom.mn/read/18701

ダーロウは中国青海省の蒙古族の間でも、かつて盛んに遊ばれていたそうで、中国語で達羅(dà luó)と呼ばれています。

後日、教わったダーロウの遊び方を「世界のゲーム紹介」に掲載しようと思っています。

追記、2017.6/24にダーロウの遊び方を掲載しました。「世界のゲーム紹介・ダーロウ」