東莞牌
東莞牌
 

東莞牌(ドングアンパイ)は、中国広東省・東莞地方の紙牌で、主に香港などの中国広東地方で興じられております。牌には「万貫(ワングァン)、索子(スオズ)、文銭(ウェンチェン)」の3スートがそれぞれ十種類あり、この系統の紙牌は中国では「馬吊牌(マァディァオパイ)」と呼ばれております。この馬吊牌は、イスラム圏に製紙・印刷技術と共に伝わって変化し、それがイタリア、スペイン等の欧州に製紙・印刷技術と共に入り、トランプの祖先となったといわれております。また、この馬吊牌系統の紙牌のスート「萬子(ワンズ)」、「索子(スオズ)」、「筒子(トンズ)」が、骨牌の素材と結合して現在の麻雀になったといわれております。東莞牌はこの3スート(万貫、索子、文銭)十種類が4セットの120枚に、商標付の財神の牌が4枚入った合計124枚の牌で構成されております。現在では、お年寄り等、わずか一部の層で遊ばれるのみとなっております。





東莞牌・全牌
 
東莞牌・全牌




■東莞牌・文銭(ウェンチェン)■
 
東莞牌,文銭   東莞牌の文銭(ウェンチェン)は、一文銭から九文銭、そして大紅(ダーホン)の10枚を1セットとし、それが4セット、合計40枚の牌で構成されています 。文銭は旧時の穴空き銭の単位です。




■東莞牌・万貫(ワングァン)■
 
東莞牌・万貫   東莞牌の万貫(ワングァン)は、一万貫から九万貫、そして小紅の10枚を1セットとし、それが4セット、合計40枚の牌で構成されています 。牌の上部にそれぞれ万貫という文字と共に漢数字が描かれています。貫は旧時の通 貨単位で、紐に通した穴空き銭・千文を一貫としておりました。




■東莞牌・特殊札■
 
  東莞牌の大紅(ダーホン)、小紅(シャオホン)、八束(バーシュー)は特殊札で、主に「百塔(バイダー・どの札にもなる特別 牌)」として使われます。




■東莞牌・商標札■
 
東莞牌商標   東莞牌には商標の牌が4枚入っております。使用法法は不明ですが、おそらく百塔(バイダー・どの札にもなる特別 牌)か、花牌(ボーナス牌)として使われるものであると思われます。




東莞牌