ダイスゲームのクラップス・CRAPSは、別 名でセブンイレブン・Seven Elevenとも呼ばれ、アメリカ・カジノゲームの定番として親しまれています。12世紀頃のイギリスに始まり、17〜18世紀にイギリス、フランスなど欧州で盛んに遊ばれていたダイスゲーム・Hazard（ハザード）がアメリカに渡り、クラップスとなりました 。このクラップス・CRAPSは、カジノゲームの中で最もカジノ側の取り分が少ないゲームとしても知られています。

プレイヤーは、レイアウトの好きな場所にチップを置き、ダイスの出目が適中したら配当がもらえます。 左回りで自分の順番が廻って来たプレイヤーが、「シューター」として2個のダイスを投げます。ダイスを投げる第一投目のことを、「カムアウトロール」といいます。ダイスを投げる時は、必ず片手で投げ、前面 の 壁にぶつからないと有効とされません。クラップスでは、ダイスを投げたりチップを賭ける側を「パス・PASS」と、ディラー側を「ドントパス・DONT PASS」といいます。

パスラインベット（PASS LINE BETS）は、クラップスの基本となる代表的な賭け方です。第１投目（カムアウトロール）で７・１１が出れば勝ちで、２か３か１2が出れば負けとなります。それ以外の目（４・５・６・８・９・１０）が出た場合は、第２投以降、「７」が出る前に、それらの出た数字が出れば勝ちとなります。
また、パスラインベット（PASS LINE BETS）は、第１投目（カムアウトロール）にのみ賭けることができ、７・１１（勝ち）、２・３・１2（負け）以外の目（４・５・６・８・９・１０）が出た第２投以降は、パスラインベット（PASS LINE BETS）に賭けることが出来なくなります。

■PASS LINE BET■

レイアウトのPASS LINEの文字が描かれているエリアにチップを置いて賭けます。

■PASS LINE ・WIN■

第一投目の合計が７か１１であれば、パスライン・PASS LINEに賭けていたものの勝ちとなり、賭けたチップと同額の配当が貰えます。

■PASS LINE・LOSE■

第一投目の合計が、２か３か１２であれば、パスライン・PASS LINEに賭けていたものは、その場で負けとなり、賭けたチップを没収されます。

■PASS LINE・POINT■
7・11、2・3・12以外の目が出た場合は、レイアウトのポイント枠に「ON」と記されたポイントマーカーが置かれます。 左図は10の目が出たので、ポイント枠の10の位置にマーカーが置かれます。この後の第2投以降、7が出る前に10が出れば勝ちとなり、賭けた同額の配当が貰えます。

カム（COME）は、第１投目（カムアウトロール）で、７・１１、２・３・１2以外の目が出て、レイアウトのポイント枠に、ポイントマーカー（ON）が置かれた第２投以降から賭けることができます。
賭け方は、パスラインベット（PASS LINE BETS）とほとんど同じであり、カム（COME）に賭けた直後に、７・１１が出れば勝ちで、２か３か１2が出れば負けとなります。それ以外の目（４・５・６・８・９・１０）が出た場合は、ポイント枠の出目の位 置 にチップが移動され、それ以降、「７」が出る前に、その出目の数字が出れば勝ちとなります。

■COME・カム■

ポイント枠に、ポイントマーカー（ON）が置かれた第２投以降から賭けることができます。レイアウトのCOMEの文字が描かれているエリアにチップを置いて賭けます。

■COME・WIN■

カム（COME）に賭けた直後の第一投目に、７・１１が出れば勝ちとなります。
この時、PASS LINEに賭けていたプレイヤーは、すべて負けとなります。

■COME・LOSE■

カム（COME）に賭けた直後の第一投目に、２か３か12が出たら即座に負けとなります。
この時、PASS LINE に賭けていたプレイヤーは、勝敗に関係ありません。

■COME・POINT■
7・11、2・3・12以外の目が出た場合は、レイアウトのポイント枠内に、COMEに賭けたチップが移動して置かれます。 左図は５の目が出たので、ポイント５の枠内にチップが置かれます。以降、7が出る前に５が出れば勝ちとなり、賭けた同額の配当が貰えます。