■ 世界遊戯紀行


■ 香港麻雀 ■

 香港には、どの街にも必ず金を賭けて行われている麻雀屋、つまり雀荘が数多く存在する。
  路を歩いていて麻雀屋を目にしないことがないのが香港である。
  日本のそれとは違い、店の作りが大掛かりで、派手な電飾看板を擁するものが多く、この光景は、日本のどの街にも必ずあるパチンコ屋とよく似ている。
 




■ 通りの至る所に存在する香港の雀荘 ■
 
 
 



 




 


 




■ 香港麻雀の概要 ■
 

 香港麻雀の基本的な規則として、まず日本の麻雀が1翻以上ないと上がれないように、3点以上の点数がないと上がることができない。 役の数は番という単位で表すので、上がるには3番以上が必要になる。 荘の決め方、配牌の方法、牌数、雀頭、刻子や順子の揃え方などは日本麻雀と同じであるが、ドラが存在しないので、ドラ牌を開示することはない。 また、リーチ、フリテンがないので、自分が捨てた牌でも上がることができる。 荘の連荘はなく、ノーテン罰符もない。 王牌は残さず最後の一枚までツモをする。捨て牌は自分の前に並べずに、河の中に無造作に捨てる。 日本麻雀では東場・南場の半荘戦だが、香港麻雀では東南西北すべての風場を行う。  鳴く時は、「ポン」は同じで、槓は「ガン」、チーは「上(ション)」、ツモは「自模(ジーモ)」、ロンは「食胡(セッグ)」と発声する。 暗槓の時はすべて裏向きにして場に出す。点数は純粋に役の点を足して計算される。 香港麻雀は上がり牌の種類が少なく、古い形の麻雀に属するといわれており、現代の広東麻雀の基礎にもなっている。

 

 

 
■ 香港麻雀牌

 






 





開始前にレートを打ち合せて決める






香港麻雀ではサイコロを3つ使用する




 




対局した香港人姐さんの十三聴牌。一索が来れば危うく完成していた。




 






■ 香港2人麻雀 ■
 香港の雀荘では二人麻雀が行われている。このルールはかつてシンガポールやマレーシアで盛んに興じられ、香港では1960〜70年頃に大流行して浸透した。 二人で行うのでイカサマする機会が少ないことと、萬子と翻子(字牌)の二種牌のみを使用するので、大きな役を作り易く、毎局高レートが期待できる賭けとして、香港では人気がある。
 

 

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