バックギャモンは古代エジプト王朝時代(BC.2950年~)のレースゲーム・セネト(別 名・ナイルギャモン)をルーツとする最古の双六型ゲームです。 その後、エジプト王朝の末期時代(BC.568~526年)頃、入植したギリシャ商人によってセネトが本国に伝えられ、バックギャモンと同じ12列の升目を持つ遊戯盤に変化します。 その後、ローマ帝国時代にタブラ(盤の意味でテーブルの語源)という名で広大な地域に伝わり、ヨーロッパでトリックトラック、中東ではナルドと呼ばれるものに変化します。 そのナルドがイスラム交易を通してアジア圏に伝わり、中国で双陸・雙陸(陸は六の意味を表す、つまり双陸・双六は、六列が二つあるという意味)と呼ばれました。 日本にも飛鳥時代頃に伝えられ、盤双六の名で江戸時代後半頃まで親しまれていました。 その後、近世のイギリスでバックギャモンと呼ばれるようになり、世界にその名前が浸透して行きました。 現在でも欧米や中東を中心に世界中でプレイされており、世界三大ゲームの一つとされています。 |
■ルール説明■ |
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まず、駒を左図のように配置して、お互いのサイコロを一つずつ振り、出目の大きい方が先手となります。 |
駒を進行方向に出目の分だけ進めてゴールエリア(インナーボード)を目指します。
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相手の駒が一つの地点に2個以上ある場合、その場所を飛び越すことは出来ますが、留まることは出来ません 。 その替わり、一つの地点に相手の駒が1個だけある場合、その駒をヒットする(取る)ことが出来ます。取った 駒は真ん中のバーに置かれ、次手はその駒でスタート地点から始めなければなりません。 |
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相手に駒をヒットされたら、取られた駒で、最初の地点から始めなければなりません。 サイコロを振って、出た目のポイントに駒を置きます。 左図では、6のポイントには置けませんが、他のポイントにはどこでも置くことが出来ます。 |
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