ゲームの王様と呼ばれるチェスは、将棋系では最も国際的なゲームで世界各国でプレイされています。 古代インドのチャトランガと呼ばれる4人制のレースゲームが、8×8の盤上で相手の王を詰めたら勝ちという2人制のゲームに変化し、それが隊商路(隊を組んで行き来する商人の道)を通 じてペルシアに伝わり、シャトランジという名前でアラブ世界に広く浸透して行きました。そのシャトランジが8〜9世紀にスペインを経てヨーロッパ諸国に伝わり、13世紀後半頃に駒の性格が変化して(ビショップやクイーンの誕生)、現在のような形になりました。その後、19世紀頃に現在行われいているのと殆ど同じルールでプレイされるようになりました。日本にも明治時代に西洋将棋として移入され、現在でも広く親しまれています。 |
■チェス・ルール説明■ |
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白駒先手で始めます。お互いに駒を交互に動かし、相手の王をチェックメイトした(詰めた)方の勝ちです。王手の時は、相手に「チェック」と宣言します。取った駒は盤上より取り除き、再利用できません。また、対局中に提案を持ちかけて、相手がそれに合意すれば引き分けとなります。その他、千日手は3度繰り返したらリピティションといって引き分けとなります。また、キング以外に動かせる駒が無く、どこに動かしてもチェックになってしまう場合も、ステールメイトといって引き分けになります。 |
■初期配置■ |
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■チェス駒の名称と動かし方■ |
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■キング■ 全方向に1歩ずつ動けます。 キングが敵に詰められたら チェックメイトといって 負けになります。 |
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■クイーン■ 全方向に何マスでも動けます。 チェスの駒の中で最も 強い駒です。 |
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■ビショップ■ 斜方向に何マスでも動けます。 但し、白マス上にある ビショップは、白マス上だけ、 黒マス上の駒は、黒マスしか 移動できません。 |
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■ナイト■ 斜→横・斜→前の それぞれ八方向に 進みます。 間に駒があっても 飛び越えることが 出来ます。 |