闘獣棋,doushouqi
  闘獣棋,doushouqi
闘獣棋,doushouqi
 

闘獣棋(Dou shou qi)は、中国の棋類のひとつで、主に中華圏の子供を中心に遊ばれています。欧米圏内では「Jungle」という名前のボードゲームとして知られており、この「Jungle」が、日本の「軍人将棋」の先祖の一つである「L`Attaque(1909年にフランスで発売)」や「ストラテゴ(Stratego)」の祖先となったと説をたてる研究者もおりますが、定かではありません。盤面 のレイアウト構成や駒の数等、象棋の変形ルールである「暗棋」などの棋類と共通 する部分が多く、そこから派生した棋類であるか、中国にある「軍人将棋」系の「軍棋(陸戦棋・海戦棋)」から派生したものか(闘獣棋を元に軍棋が作られたか)のいずれかであると思われます。




闘獣棋・玩法

闘獣棋,doushouqi
 

■闘獣棋・棋子一覧■
闘獣棋では、紅・黒双方で、象・獅・虎・豹・狼・狗
・猫・鼠の8種類の棋子(駒)を使用します。

     
闘獣棋,doushouqi  

闘獣棋・
左図が、闘獣棋
の棋盤です。

動物の名前が記されている位置に、黒方・紅方それぞれの棋子(駒)八個を、すべて配置します。


闘獣棋・子走法

子はどの駒も、それぞれ前後左右に1マスだけ動けます。 ただし、河の中は「鼠」以外は立ち入ることができません。


闘獣棋・子走法
進める1マス先に相手の駒があり、その駒が自分の駒より弱い場合は、その駒を取ることが出来ます。

     
闘獣棋,doushouqi   闘獣棋・子走法
獅と虎の棋
子は、河を飛び越えて対岸まで一歩で到達することができます。
対岸に相手の駒があり、その駒が自分より弱い場合は、取ることも可能です。
ただし、河の中に鼠がいても飛び越せますが、鼠を取ることは出来ません。 鼠は河の中を一歩ずつ進めます。
     
闘獣棋,doushouqi  

■闘獣棋・駒の強弱■
闘獣棋では、駒に強弱の順序があり、強い駒は、自分より弱い駒を食べることが出来ます。
一番強い駒は象ですが、その象の駒を鼠だけが食べることができます。

     
闘獣棋,doushouqi   ■闘獣棋・落とし穴■
獣穴の周りにある「落とし穴」に入った駒は、駒の強弱に関わらず、どの強さの駒にも取られてしまいます。
     
闘獣棋,doushouqi   ■闘獣棋・終局■
相手陣地の獣穴に、自分の駒を先に入れた方の勝ちとなります。
自分陣地の獣穴には 、自分の駒を入れることはできません。

コチラで→闘獣棋が遊べます


闘獣棋,doushouqi