■まき札■
まず、親は場に四枚の札を表にして出します。これは「まき札」といって 、プレイには直接使用しませんが、子が次のカードを引く時の目安として参考にします。まかないルールもありますので、事前に協議しておくのがよいでしょう。
■場札■
次に親は四枚の場札を左から右へと表にして出します。場に出す札は子が何人いても常に四枚です。子はこの出された四枚の場札に張って親と勝負します。
子は自分の賭けたい場札に、一人何箇所でも張ることが出来ます。また、胴前以内なら一人何点でも張れます。
■親札の引き方■
子が張り終わったら、親は山札から一枚札を引いて、場札の前に裏返しにして伏せておきます。親が山札から引く場所は、一番上か「三丁ぎらい」と呼ばれる上から四枚目、または「なめ」と呼ばれる一番下の札のどれかです。
親札を引いた後、先程配った表向きの場札の下に場札を四枚裏のまま置きます。場札は前回と同じく左から右に配っていきます。子は親に見えないように二枚目の場札を見て、自分の張っている札と合計して、三枚目が必要か決めます。
子が二枚目の場札の確認を済ませたら、親は三枚目が必要か左の子から順にたずねていきます。そして、もう一枚必要だと答えた子だけに、親は札を一枚表にして渡します。
子に札を配り終えたら、親は自分の札を子に見えないように確認して、山札の一番上から札を一枚引きます。この時、札を引く場所は一番上に限られ、「三丁ぎらい」や「なめ」から引くことはできません。親は前の札との合計数を確認して、もう一枚必要なら引くことが出来ます。
■三太と七ケン■
子と親が三枚目の札を引く場合、守らなければならない条件があります。二枚の合計数が七ケン以上の場合はさらに札を引くことは出来ません。また、二枚の合計が三太の場合は必ずもう一枚引かなければなりません。このことを「七ケン引きなし」「三太は引き」と言います。
