■おいちょカブ■

株札を使った代表的な遊びです。何人でもプレイ出来ますが、だいたい5〜6人でやるのが適当です。ルールはトランプのバカラに似たゲームで、親と子に別 れ、それぞれ2枚以上の札の合計数をカブ(九)に近づけることを目的とします。つまり、数では九が一番強く、続いて八・七と数が少なくなるにつれ弱くなっていきます。合計数が十を越えた場合は、ひと桁だけを勘定します。また、特殊な役として、親の最初の札が四または九で、二枚目が一の時は、シッピン(四一)・クッピン(九一)といって親の勝ちとなります。さらに一番強いものでアラシという役があり、同じ数の札が3枚出たら親・子関係なく三倍の点数を貰うことが出来ます。





株札:カブ札:Kabufuda
 

■株札■
一から十までの札を4セット使ってプレイします。 一と四は2種類の札があります。

■めくり札による親決め■
まず、札を1枚ずつめくり、最も数字の低い札を引いた人が親となります。

     
株札:カブ札:Kabufuda
  ■胴前■
ゲームを始める前に胴前を決めます。胴前とは子全員が張る点の限度額のことです。例えば、場の胴前が百点と決まれば、子はその場で百点以上張ることが出来ません。子が三人の場合、一人目が六十点、二人目が四十点を張った時点で三人目は賭けることが出来なくなります。
     
株札:カブ札:Kabufuda
  ■親・胴二・ビキ■
まず、親が札を切り、子がのぞんでから親に返します。のぞむとはビキ(親の左隣)が切った札を胴二(親の右隣)が二分して上下を入れ替えることです。
     
株札:カブ札:Kabufuda
 

■目数の呼び方■
株札では札の目数(合計数)に独特な呼び方があります。株札の数え方で、札の合計数が十以上なった場合、1桁目だけを勘定します。つまり、目数が十二の場合は二で「二ゾウ」です。また七は「七ケン」の他に「ナキ」ともいいます。



株札:カブ札:Kabufuda