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天九牌(北京語・ティエン ジィウ パイ、広東語・ティン ガウ パイ)は、中国の伝統的な遊戯牌で、北宋・徽宗皇帝(1100年 - 1125年)の宣和時代に成立した牙牌(後世で宣和牌と呼称される)が、隆盛した明の時代に骨牌に変化して形成されたものです。現在も中国、香港、台湾などの中華圏で遊ばれており、マカオやラスベガス、オーストラリアなどのカジノにも存在し、親しまれております。 |
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■天九牌 |
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■天九牌・文子(文牌) |
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■天九牌・武子(武牌) 天九牌の武子・ウーズ(武牌・ウーパイ)は、左図の10枚です。10種類のそれぞれ異なる牌で構成されており、その中で「4種類・8枚」が同じ数字で、「2種類・2枚」がそれぞれ単独の数字牌として存在しています。 |
■ 天九牌・文牌の名称 ■ |
■天(6-6) |
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■地(1-1) |
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■人(4-4) |
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■和(1-3) 1-3の牌2枚を「和」といいます。2枚の牌の合計目数が8なので、「立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至」の8節気を平和で過ごすということを表しています。また、それ以外に目の模様がガチョウに似ているので、「ウァ(ガチョウ)」とも呼ばれます。 |
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■梅花(5-5) 5-5の牌2枚を「梅花」といいます。牌の目の模様が梅の花に似ていることが名前の由来となっております。 |
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■長三(3-3) |
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■板デン(2-2) |
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■虎頭(5-6) 5-6の牌2枚を「虎頭」といいます。牌の目が虎の頭の模様に似ていることが名前の由来となっており、発音が同じことから「斧頭(フートウ」とも呼ばれます。 |
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■紅頭十(4-6) 4-6の牌2枚を「紅頭十」といいます。紅の4が頭で、目数が十であることが名前の由来です。 |
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■高脚七(1-6) 1-6の牌2枚を「高脚七」といいます。牌の6の目を長い足に見立て付けられた名前です。 |
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■銅錘六(1-5) 牌の目の模様が、中国古代の銅錘(銅の重り)に似ていることが名前の由来です。 |
■ 天九牌・武牌の種類 ■ |
■雜九(3-6・4-5) |
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■雜八(2-6・3-5) |
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■雜七(2-5・3-4) |
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■ 六(2-4) |
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■雜五(2-3・1-4) 目数が5の「2-3・1-4」の二種類の牌を「雜五」といいます。 |
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■三(1-2) |