理事を務めてまいりました遊戯史学会が、昨年、2018年をもって解散いたしました。
解散に伴い、担当していたホームページを閉鎖することになったので、全ての論文に関する記録をデーターベースとして残しておきます。
論文が掲載された学会誌「遊戯史研究」は、国会図書館に所蔵されておりますので、ご興味のある方は以下をご参照ください。
国立国会図書館
■遊戯史学会/紀要「遊戯史研究」
◆第1号(1989年11月発行)
・「発刊の辞」 熱田公
・「海外からの祝辞-遊戯史学会発足に寄せて」アービング・フィンケル ヨアヒム・ペッオルト ジョージ・A・ディーン マンフレッド・エデール
・「中世・遊女・遊戯史 -遊戯史のあらたなる可能性をめぐって」 網野喜彦
・「海のシルクロード -トランプの伝来とかるたの歴史」 江橋崇
・「スクリャービン性 -神の遊戯としての造形音楽」 上野智史
・「中世における土地処分権考察の一視点 -双六賭け物に関する事例より」 増川宏一
・<書評>増川宏一「賭博の日本史」」 藤原清隆
◆第2号(1990年10月発行)
・「設立の呼びかけ(再掲)役員名附記」
・「第三回総会メッセージ」 E・クレンゲル
・「竹馬の歩み」 村井文彦
・「持ち駒使用の始まり」 木村義徳
・「大橋家文書解説(一)御城碁」 増川宏一
・「研究ノート・回り将棋について」 酒井知幸
・<書評と紹介>遠藤欣一郎「玩具の系譜」「続玩具の系譜」
◆第3号(1991年10月発行)
・「第三回総会メッセージ」 エクベルト・マイセンブルグ
・「古代遊戯盤の遊戯法 -ウルのゲームについて-」 アービング・フィンケル
・「證果増進之図」論 -初期絵双六に関する一考察-」 増川宏一
・「中国古代の遊戯「六博」について」 小泉信吾
・「ウジャン・オミ -南スラウェンのカルタ遊び」 伊藤眞
・<書評と紹介>財団法人余暇開発センター「レジャー白書’91」
・Q&A 徳川家康は囲碁を愛好していたか 本因坊は家康の囲碁の師匠か
◆第4号(1992年10月発行)
・「第四回総会メッセージ」 ロビー・チャールズ・ベル
・「チェスはどこで、どのようにして生まれたか」 マムフレッド・エデル
・「特集・最近の出土品より見た遊戯具について」
・「(1)大阪城跡の将棋駒」 大阪城跡発掘調査事務所
・「(2)大阪城城下町出土駒」 南秀雄
・「(3)大阪城跡から見つかっている碁石と駒石」 宮本佐知子
・「(4)平安京出土のサイコロについて」 伊藤近富
・「報告・C.C.I.第五回総会」 増川宏一
・<書評と紹介>「詰棋めいと」第13号 伊藤近富
・Q&A 徳川家康の棋力は?
◆第5号(1993年11月発行)
・「-普通唱導集-の将棋関係記事について」 佐伯真一
・「-参詣曼荼羅研究-序章のためのスケッチ(1)」 西山克
・「資料紹介、領内・博打の顛末」 北村六合光
・「報告1 ゲームの探訪 -中国領シルクロードを中心に-」 増川宏一
・「報告2 エストニア優勝 第三回連珠世界選手権大会」 澤井敏郎
・「報告3 遊戯史学会第五回例会」 酒井知幸
・<書評と紹介>財団法人余暇開発センター「レジャー白書’93」
◆第6号(1994年10月発行)
・「双六の局面孝」 草場純
・「将棋伝来についての一試論」 清水康二
・「96(くじゅろく)の謎 -愛媛で幻のカードゲーム発見」 三好正好
・(同上 解説) 江橋崇
・「文化文政時代の幕府碁方四家の「暗闘」について」 大澤永弘
・「正倉院蔵木画紫檀碁局について」 増川宏一
◆第7号(1995年10月発行)
・「第七回総会メッセージ」 ギュンター・バウアー
・「花札の歴史」 江橋崇
・「アメリカの公営カジノの歴史およびゲームの移り変わり」 谷岡一郎
・「幕末の囲碁研究会「三之日会」と「四之日会」について」 増川宏一
・「第7回例会報告(手本引の説明)」 増川宏一
◆第8号(1996年10月発行)
・「麻雀概史」 浅見了
・「花札の歴史(二)」 江橋崇
・「大橋家文書(二)延宝二年断簡 釈文監修」 熱田公
・(同上 解説) 増川宏一
・「韓国囲碁略史および韓国囲碁略年表」 権庚彦
・「高校生へのゲームに関するアンケートについて」 酒井知幸
◆第9号(1997年10月発行)
・「チェス史再構築の一段階」 増川宏一
・「花札の歴史(三・完)」 江橋崇
・「麻雀牌の三元牌と花牌」 稲福繁
・「麻雀の花牌に関する考察メモ」 江橋崇
・「浮世絵に描かれた「囲碁図」の考察」 水口藤雄
・「資料紹介・天保年間の「囲碁技術」と「日本国十囲碁初段以上姓名順」 中田敬三
◆第10号(1998年10月発行)
・「権田保之助の思想史研究序説」 鈴木康史
・「連珠史概論」 坂田吾朗
・「藤原右京三条三坊東北坪出土の碁石」 竹田政敬
・「特集1.中国遊戯調査団報告」 中裕史、薬師寺春雄、江橋崇、清水康二、増川宏一
・「特集2.遊戯史研究と歴史学-最新の成果を踏まえて-
(創立10周年記念シンポジウム報告)」 網野善彦、江橋崇、増川宏一、草場純、麻国鈞
◆第11号(1999年10月発行)
・「将棋の進化論的変遷-平安将棋のコンピュータ解析」 飯田弘之
・「連珠史概論(2)」 坂田吾朗
・「麻雀概史(下)」 浅見了
・「かるた史研究の意義と最新の報告(創立10周年記念シンポジウム報告)」 江橋崇
・「緬甸将棋(シットゥイン)の文献と現状」 岡野伸
◆第12号(2000年10月発行)
・「美術工芸品としてのチェス駒」 増川宏一
・「日本のカルタ史におけるブロンホフの功績」 江橋崇
・「-研究ノート-明末清初の馬掉牌について」 竹崎栄里
・<資料紹介>「寛政期の目明し半平」 北村六合光
・<資料紹介>「龍門石窟に刻まれた遊戯盤」 清水康二・宮原晋一
◆第13号(2001年10月発行)
・「ユンノリに起源説にみる韓国のナショナリズム」 劉卿美
・「棊の字の用法の変遷について」 大澤永弘
・「明末における文人と馬掉牌について」 竹崎栄里
・「アミューズメント産業研究所の意義と役割」 谷岡一郎
・<資料紹介>リーベ・フェアベーク「ブル・低地マヤ族のパトリゲーム」 増川宏一
◆第14号(2002年10月発行)
・「後鳥羽院と将棋-鎌倉時代の駒落ち将棋のことなど-」 佐伯真一
・「花札の歴史」 江橋崇
・「アメリカの公営カジノの歴史およびゲームの移り変わり」 谷岡一郎
・「幕末の囲碁研究会「三之日会」と「四之日会」について」 増川宏一
・「第7回例会報告(手本引の説明)」 増川宏一
◆第15号(2003年10月発行)
・「追悼 熱田公先生」 中田陽子他
・「熱田公先生 略年譜」
・「熱田公先生 略著作目録」
・<資料紹介>「大橋家文書(三)「拝領地留記」」 増川宏一
・「高校生へのゲームに関するアンケート(第二回)」 酒井知幸
◆第16号(2004年10月発行)
・「王将本来説私見」 曽倉岑
・「季節感と遊び-花札」 三輪正胤
・「吉海直人教授の始源と現在-論文『花かるたの始源と現在』への疑問」 江橋崇
・<資料紹介> R.ヴァサンタ「最も初期のゲームの駒の研究」 増川宏一
◆第17号(2005年10月発行)
・「琉球列島における中近世の盤上遊具について」 上原静
・「六博の変遷と地域性」 清水康二
・「ユンノリのさいころについて」 劉卿美
・「-投扇興- あるいは -投げ扇- と呼ばれる遊びについて」 高橋浩徳
・<資料紹介> (一) R.カルボ「ヨーロッパ最古のチェス駒か?」 田中規之
・<資料紹介>(二) 「芸術と文化の季刊誌「P」第13号」 増川宏一
◆第18号(2006年10月発行)
・「競技かるたの歴史とその精神性」 津久井勤
・「旧楚地における六博の変遷 -漆器の生産地に着目して」 鈴木直美
・「完本 本因坊丈和全集」による丈和伝の修正(上)」 大澤永弘
・「盤上遊戯史に関する二つの小論 -古代イランのゲーム盤とイスラーム型チェス盤について-」 田中規之
・「ドイツ人を中心とした中将棋団体」 小俣光夫、岡野伸
◆第19号(2007年11月発行)
・「将棋の起源 -二人制か四人制か-」 増川宏一
・「完本 本因坊丈和全集」による丈和伝の修正(下) 大澤永弘
・(報告一)「韓国遊戯瞥見録」 清水康二
・(報告ニ)「現在のおけるゲーム文化の交流について」 増川宏一
・<資料紹介> 「大橋家文書」より 増川宏一
◆第20号(2008年11月発行)
・「巻頭言 創刊20号の刊行に際して」 増川宏一
・「海外からの祝辞」
・「記録に見る初代本因坊」 増川宏一
・「日本伝統遊戯の現状」 高橋浩徳
・「高校生へのゲームに関するアンケート(第3回)」 酒井知幸
◆第21号(2009年11月発行)
・「幕末期関東村落における博徒集団と地域社会-武蔵国多摩郡・入間郡の事例を中心に」 高尾善希
・「絵双六考(一)「新販女庭訓振分双六」-幕末期の女性、その多様な生き方」 桝田静代
・「ボクシングはなぜ合法化されたか-英国スポーツの近代化と刑法」 松井良明
・「資料紹介 Ancient Board Games in Perspective」 増川宏一
・(報告一)「高校生への将棋授業」 西條耕一
・(報告二)「WMSG北京レポート-チェッカー・ドラフツ競技に参加して」 小俣光夫
◆第22号(2010年11月発行)
・「中国骨牌の歴史と遊び」 伊藤拓馬
・「絵双六考(二)その表現と構造を曼陀羅的世界に見る -浄土双六から一般的な絵双六まで」 桝田静代
・「アメリカの公営カジノの歴史およびゲームの移り変わり」 谷岡一郎
・「大橋家文書(五)-「酒乱の戒め」他 増川宏一
・<資料紹介> Alfons X. “der Weise” Das Buch der Spiele 増川宏一
◆第23号(2011年11月発行)
・「バリ島の遊戯と流血の概念」 石井浩一
・「日本将棋連盟の歴史と現状」 西條耕一
・(研究ノート)「米国で初披露された将棋」について -1860年6月15日、フィラデルフィア- 布施田哲也
・<資料紹介> ザイエット博士の「ハルシャチャリタ」解釈 田中規之
・<資料紹介> 「出雲市高浜Ⅰ遺跡出土の将棋盤及び駒」 増川宏一
◆第24号(2012年11月発行)
・「すごろくによる人生表現の可能性」 吉川肇子
・「-雙六錦?抄-に見る盤雙六のルールと戦略」 草場純(協力・望月正行)
・「六博論-古代中国盤上遊戯の研究-」 小倉結
・<資料紹介>ザイエット博士の「ハルシャチャリタ」解釈 田中規之
・<資料紹介>「出雲市高浜Ⅰ遺跡出土の将棋盤及び駒」 増川宏一
◆第25号(2013年11月発行)
・「巻頭言 第二五号の刊行に際して」 増川宏一
・「近現代ウォーゲーム(兵棋演習)の概史 二百年の変遷」 蔵原大
・「近世囲碁家元本因坊家に関する基礎的諸問題」 高尾善希
・「遊戯に関する思考の一考察 将棋における超初心者の上達過程」 堀口弘治
・「高校生へのゲームに関するアンケート(第四回)」 酒井知幸
◆第26号(2014年10月発行)
・「長崎奉行所犯科帳にみるカルタ博奕の実態」 江橋崇
・「江戸期の花札を読み解く 誕生秘話の史実の不存在」 江橋崇
・「合わせカルタの技法 雍州府志の誤読解消で見えるもの」 江橋崇
・「鎌倉時代の将棋倒し」 佐伯真一
・(誌上展示)「大英博物館遊戯関連資料」 増川宏一
◆第27号(2015年10月発行)
・「-厩図屏風-の中の盤上遊戯 将棋を中心にして」 田中規之
・「クク小史」 黒宮公彦
・「消えた-ことば遊びカルタ-の謎」 江橋崇
・「連珠 ルール変遷史 先手必勝への挑戦」 小林高一
◆第28号(2016年10月発行)
・「創作文化としての詰将棋発展史-伊藤宗印の改革と在野棋客の影響力を中心に」 山川悟
・『「俳ゆういろはたとへ」「大阪板やくしゃ顔にせいろはたとえゑ」「教訓いろはたとゑ」の翻刻に関する研究』 江橋崇
・「TRPGの歴史 特徴から実地での活用について」 保田琳
・「資料紹介 大橋家文書(六)」 増川宏一
◆第29号(2017年10月発行)
・「古代西アジアの二十マス目遊戯盤に関する考古学研究」 河合恵美
・「十五世紀の将棋愛好者たち」 田中規之
・「めくりカルタ遊戯に関するブロンホフ文章の発見」 江橋崇
・「カルタ賭博から読み解く京都先斗町の語源」 杉本重雄
・「高校生へのゲームに関するアンケート・第5回」 酒井知幸
・<資料紹介>「ロータル遺跡の遊戯盤と駒」 増川宏一
◆第30号(2018年10月発行)
・「巻頭言・第30号の刊行に際して」
・「都市遺跡ヴィジャヤナガラの遊戯場所と遊戯盤」 エルケ・ロガースドッター 増川宏一
・「メソアメリカにおけるパトリ」 五木田まきは
・「ゲーム用具のデザインについて」 酒井知幸
・「『雙六手引書』による江戸時代前半の盤双六のルールについて」 草場純
・「元禄年間後期の花合わせかるたの発見」 江橋崇
・「朝鮮の紙牌遊戯・鬪錢の歴史」 伊藤拓馬
・「プロの真剣勝負」 酒井知幸
・<本誌掲載論考目録(ジャンル別)>