年: 2017年

2017.06.10 土

Tam cúc・三菊(タム・クッ)

『Tam cúc・三菊(タム・クッ)』は、ベトナムの紙牌です。 主にベトナム北部で遊ばれており、テトの時期にバイン・チュン(ベトナム粽)が出来るのを待つ間に遊ぶのが習慣といわれています。 札面には『Cờ Tướng・碁將/棋將(コー・トゥオン)』の駒名が、絵と共に書かれています。 札の種類は、赤と黒の『将(Tướng)・士(Sĩ)・象(Tượng)・車(Xe)・砲(Pháo)・馬(Mã)・卒(Tố... [続きを読む]

タグ  tam cucカードゲームベトナム
2017.06.07 水

『Piquet deck(ピケ・デック)』と『Belote(ブロット)』

■フランス・Piquet deck(ピケ・デック)一覧 『Piquet deck(ピケデック)』は、フランスのトランプゲーム『Piquet(ピケ』)専用のカードです。 各スートの札には、2〜6の数が無く、『A・7・8・9・10・V・D・R』という8枚のカードが4つずつ、合計32枚の構成となっています。 フランスの伝統的なカード(jeu de cartes)は、絵札がアングロサクソンのカードと異なり... [続きを読む]

タグ  トランプピケデックフランスブロット
2017.06.05 月

ベトナムの「Cờ úp(コー・ウップ) 」

港澳(香港・マカオ)地区には、『暗象棋』という駒を裏向きの状態で始める象棋があると、以前に旧ブログ『香港・澳門の暗象棋』で紹介しました。 その暗象棋が、港澳地区だけでなく、ベトナムでも盛んに行われていたので、紹介したいと思います。 中華文化の影響が色濃いベトナムでは、古くから中国将棋である象棋が盛んに指されています。 度々、世界大会が開催されている象棋ですが、ベトナムは選手層が厚く、中国と並ぶ象棋... [続きを読む]

2017.06.01 木

世界遊戯博物館とブログの刷新

この度、世界遊戯博物館と世界遊戯博物館ブログを刷新致しました。 世界遊戯博物館は、今から15年程前に作ったサイトなので、時代と共にシステムが古くなり、更新が難しく滞ったままになっていました。 ブログは時折更新していましたが、世界遊戯博物館の方は、長い間手つかずのままでしたので、これを機に新たな情報を発信していこうと思います。 何卒よろしくお願い致します。 ※何かございましたら、当方のメールにご連絡... [続きを読む]

2017.06.01 木

世界遊戯博物館について

世界遊戯博物館は、世界各地のゲームや賭博といった遊戯を紹介するサイトです。 各地に伝わる遊びには、必ずその土地の文化や歴史が内包されています。 各地の遊びを知ることは、様々な社会の文化、そして歴史を知ることであるともいえるでしょう。 このサイトで紹介する世界各地の遊びを通して、様々な文化に対する好奇心と理解が深まれば幸いです。 世界遊戯博物館・管理人 伊藤拓馬   ■世界遊戯博物館と遊戯... [続きを読む]

2017.06.01 木

世界遊戯博物館とブログの刷新

この度、世界遊戯博物館と世界遊戯博物館ブログを刷新致しました。 世界遊戯博物館は、今から15年程前に作ったサイトなので、時代と共にシステムが古くなり、更新が難しく滞ったままになっていました。 ブログは時折更新していましたが、世界遊戯博物館の方は、長い間手つかずのままでしたので、これを機に新たな情報を発信していこうと思います。 何卒よろしくお願い致します。 世界遊戯博物館・管理人 伊藤拓馬

2017.06.01 木

十二生肖牌(老鼠牌)

十二生肖牌(老鼠牌)は、台湾南部や澎湖県に伝わる紙牌です。 札には十二支が描かれており、それぞれが10枚ずつ、合計120枚の構成となっています。 花札と同じく、札を識別する12の数札が絵のみで表現されており、札面には数字や文字は一切書かれていないのが特徴です。 十二生肖牌は、同じ十二支が牌面にある蒙古族の諾日布(ノリブ)牌[ホロル・Khorol・Хорол・Хорло]と類似いるので、関連があると... [続きを読む]

タグ  台湾紙牌
2017.01.06 金

謎の中華版・手本引き/2017年01月06日

今年、最初の記事ですが、中華圏の謎のゲームについて書いてみたいと思います。 その謎のゲームとは、手本引きと類似したもので、シンガポールのTVドラマ「双天至尊(1993年)」の第一話に登場します。 この双天至尊は、天九や牌九の最強役である「双天・至尊」という題名が示す通り、内容が賭博もので、劇中に様々な賭博ゲームが登場します。 賭博ゲームは、シンガポール華僑のルーツである広東・福建由来のものが多く出... [続きを読む]