ダーロウ

ダーロウ

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ダーロウは、モンゴルの民間で遊ばれる牌ゲームです。
ダーロウの牌は、中国の天九牌と全く同じものですが、天九牌が32枚で一組になっているのに対し、ダーロウは64枚で一組となっています。
元は、中国の天九牌が蒙古族に伝わり枚数が変化したものですが、牌の構成や遊技法などは、モンゴルの伝統牌ゲーム・ホロル(Khorol・Хорол・Хорло)の影響を受けているといわれています。

■ダーロウ・牌一覧

■ダーロウの遊び方

参加人数は4人が基本で、各自が手に16枚ずつ持って開始する。
5人の場合は、牌を50枚に減らし、各自10枚ずつ持って開始する。
減らす牌は、弱い目の牌・1-1(4枚)・1-2(2枚)・1-3(4枚)を除外する。

■手順
まず全ての牌を裏返してよく洗牌し、最も強い牌を引いた人が親となる。
親が決まったら、親から時計回りの順番で、裏返した牌から4枚ずつ取っていく。
各自が18枚手にしたら、親から場に牌を出して開始する。
開始前、手に9の目を持つ牌が4枚あれば、即勝利となる。
順番は、天九と異なり、時計回りに進行していく。

■牌の出し方
牌は同じ目の牌を最高4枚まで、まとめて出すことが出来る。
具体的には、対子(同種2枚)・刻子(同種3枚)・槓子(同種4枚)の出し方が可能である。
目数が同じでも、目の配置が異なる牌は同種牌とみなされず、複数枚で出すことが出来ない。
場に出された牌に対し、勝てる牌がある時は、必ず出さなければならない。
場に複数枚出された場合は、必ず同じ枚数の牌を出さなければならない。
同じ目数で異なる種類の場合は、先に出した方が強い牌となり、後出しでは勝てない。
勝てる牌が手に無い場合は、任意の牌を裏向きに出す。
全員が牌を出したら、最も強い牌を出した人が、4枚の牌を重ねて取り、4枚一棟にして手元に置いておく。
4枚一棟の牌山は、自分の出した最も強い牌が見えるように一番上にしておく。

■ゲームの終了と得点計算
全員が全て手牌を出したらゲーム終了となる、
取った回数が点となり、基準点から取った回数を引いて得点を算出する。
基準点は、4人の場合は4で、4回取れば基準に達する。
5人の場合は、基準点が2で、2回取れば基準に達する。

※得点例 取った回数(点数)
     0回(-4)1回(-3) 2回(-2) 3回(-1) 4回(0点)

基準点に達していない人は、基準点に達している人に足りない分の点数を支払う。
例えば、牌を取った回数が[A:3回 B:0回 C:4回 D:1回]の場合、AはCに1点、BはCに4点、DはCに3点を支払う。