- 2017.10.14 土 遊戯博物館ブログ
韓国ソウル市・踏十里 古美術商街の伝統遊戯
韓国ソウル市東大門区の地下鉄5号線「踏十里(タプシムニ・답십리)駅」近くにある「古美術商街(고미술상가)」には、韓国の様々な骨董品が陳列販売されています。 この古美術商街には、主に朝鮮時代の民芸品や生活用具が所狭しと並べられており、その規模と内容物は国立クラスの民俗博物館に匹敵するといっても過言ではありません。 古い遊戯関係の品々も数多くあり、「將棋(장기・チャンギ)」の盤駒、「陞卿圖(승경도・ス... [続きを読む]
- 2017.10.06 金 世界のゲーム紹介
大老二(基本ルール)
大老二(dà lǎo èr・ダーラオアール)は、台湾をはじめとする中華圏で盛んなトランプゲームです。 大老二は、台湾での呼び名で、大陸や港澳などでは「鋤大弟」や「鋤大D」などと呼ばれています。 遊び方は、大貧民にポーカー役を採用したようなもので、手札を全て出し切った人が勝利となります。 各地で細かいルールが異なりますが、台湾で採用されている基本的なルールを紹介します。 ■大老二の遊び方(基本ルール... [続きを読む]
- 2017.10.06 金 遊戯博物館ブログ
台湾・大老二の基本ルール
以前に旧ブログで「台湾のトランプゲーム・大老二」を紹介しましたが、スマホのアプリを色々と試してみたところ、別の遊び方があることに気付きました。 旧ブログで取り上げた大老二のルールは、相手に5枚出しのポーカー役を出されたら、同じ役のより強い組合せか、より強い役を出せば勝てる規則でした。 具体的には、「順子(ストレート)<同花(フラッシュ)<葫蘆(フルハウス)<鉄支(4カード+1)<同花順(ストレート... [続きを読む]
- 2017.08.28 月 遊戯博物館ブログ
世界の将棋大会(2017年8/15)
8/15に開催された所司和晴七段主催の「世界の将棋大会」に参加してきました。 この会は、世界各地の将棋類を体験できるイベントで、毎年8月と12月に開催されています。 会場には、日本将棋のほかに、象棋やチャンギ、マックルック、チェス、中将棋、禽将棋、シットゥインといった様々な将棋が置かれており、参加者同士で自由に対局できるようになっていました。 また、大会といっても、様々な将棋文化を体験する交流会の... [続きを読む]
- 2017.07.10 月 日本のゲーム紹介
禽将棋
禽将棋(とりしょうぎ)は、将棋の九世名人である大橋宗英(1756~1809年)が考案したとされる小型の将棋です。 駒にはそれぞれ鳥の名前がついており、32枚の駒を7×7マスの盤面に配置します。 禽将棋は大橋宗英の創作だと伝えられていますが、実際のところ定かではありません。 禽将棋が最初に記録に現れるのは、天保4年(1833年)、大橋宗英の門人・豊田四郎兵衛によって著された「禽将棋圖解」です。 禽将... [続きを読む]
- 2017.07.06 木 遊戯博物館ブログ
タイの宝くじと民間信仰による必勝法
タイの街角を歩くと、至る所で宝くじが売られているのを目にします。 タイで「フワイ(หวย)」、「ロッタリー(ลอตเตอรี่)」と呼ばれる宝くじは、200年近くの歴史があり、国民的な賭博の一つとして非常に人気があります。 タイの宝くじには、公的に販売される合法な「フワイ・ボンディン(หวยบนดิน)」 と、「フワイ・タイディン(หวยใต้ดิน)」と呼ばれる非合法なものの2種類があります。 ... [続きを読む]
- 2017.06.28 水 世界のゲーム紹介
闘地主
闘地主(鬥地主・斗地主・dòu dìzhǔ・ドウ ディージュー)は、中華圏で最も盛んなトランプゲームのひとつです。 地主と小作人(農民)の闘いがテーマとなっており、ゲームでは、1人の地主に対して二人の小作人が勝負を挑みます。 日本の大貧民(大富豪)と同じような遊び方で、ゲームの主題も似ていることから、これらは起源の面で関連があるといわれています。 闘地主には、3人用(トランプ1セット使用・地主1×... [続きを読む]
- 2017.06.24 土 世界のゲーム紹介
ダーロウ
ダーロウは、モンゴルの民間で遊ばれる牌ゲームです。 ダーロウの牌は、中国の天九牌と全く同じものですが、天九牌が32枚で一組になっているのに対し、ダーロウは64枚で一組となっています。 元は、中国の天九牌が蒙古族に伝わり枚数が変化したものですが、牌の構成や遊技法などは、モンゴルの伝統牌ゲーム・ホロル(Khorol・Хорол・Хорло)の影響を受けているといわれています。 ■ダーロウ・牌一覧 ■ダ... [続きを読む]
- 2017.06.21 水 遊戯博物館ブログ
モンゴルの牌ゲーム・ダーロウ
先日、ドラフツ(Draughts)の全日本大会に参加したモンゴル人選手より、モンゴルの牌ゲーム・ダーロウについて教えてもらいました。 モンゴル国内でダーロウは、若年層で知らない人が増えているそうですが、中年以上なら大抵は遊んだ経験があるそうです。 ダーロウで使われる牌は、天九牌と全く同じものですが、天九牌が32枚で一組になっているのに対し、ダーロウは64枚で一組となっています。 今回、ダーロウを教... [続きを読む]
- 2017.06.10 土 世界のゲーム紹介
Tam cúc・三菊(タム・クッ)
『Tam cúc・三菊(タム・クッ)』は、ベトナムの紙牌です。 主にベトナム北部で遊ばれており、テトの時期にバイン・チュン(ベトナム粽)が出来るのを待つ間に遊ぶのが習慣といわれています。 札面には『Cờ Tướng・碁將/棋將(コー・トゥオン)』の駒名が、絵と共に書かれています。 札の種類は、赤と黒の『将(Tướng)・士(Sĩ)・象(Tượng)・車(Xe)・砲(Pháo)・馬(Mã)・卒(Tố... [続きを読む]